こんにちは、樹野です
昨夜息子が高校時代の友だちと焼肉屋さんでご飯を食べると18時半過ぎに家を出て行ってから三時間ほど経ってから息子の携帯発信で家の電話が鳴り
『名古屋の寮に住んでいる友だちの処に泊まっていい?』
と云われました。
詳しく訊けば、名古屋の会社に就職した友だちが其の会社の寮住まいで、其処に泊まって明日(今日)は其処から名古屋の専門学校に行く──という事でした。
突然の外泊申し出にどうしたものかと戸惑った私は、夜勤に行く支度をしていた夫に代わってもらいました。
夫は寮住まいしている友だちの迷惑にならないならいいと許可を出しました。
其の後、寮の管理人さんから宿泊OKが出たと連絡をもらい、一度帰宅した息子は(家の近くの焼肉屋で食べていた)学校の用意やお泊まりの準備をして其のまま友だちが運転する車で名古屋に行きました
──という訳で、私は昨夜、夫も息子もいない家でおひとり様だったのです
今朝も当然ひとり。
優雅な朝を迎えました
息子の朝ご飯やお弁当の準備をしなくていい、優雅な朝でした。
(^ω^)
さて。
前置きが長くなりましたが、本日の漫画語りご紹介作品は此方
【奪われよ、かの野獣に】山田圭子
★亡き大公の姫君シエルに襲いかかり、薄紅の花びらのように上気する柔肌を蹂躙するは盗賊団「狼王」の首領・シャンス。
彼は私腹をこやす貴族どもから金品をせしめる、いわば義賊だったが、シエル姫のあまりの美しさに手を出さずにはいられなかったのだ。
しかし純潔あわやというところでシエル姫から思わぬ反撃を受け、お縄になってしまう。
ところが縛り首になる寸前、シエル姫がシャンスの牢獄を訪れて取引きを申し出た。
「貴方の子種をください…代わりに貴方を生かしましょう」
と。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
4月に発売されたばかりの新刊ハーレクインっぽい漫画。
作者の山田圭子さん曰く、初の中世ピカレスクロマンスだそうです(描き下ろしより)
山田圭子さんといえば私にとっては【だから牡丹が好きやねん】です
私が20歳前後の作品なのでもうかれこれ二十六、七年になりますか
ものすっごく大好きな作品だったんです。
主要キャラのひとり、総領美行(名前の漢字がうろ覚えです)が当時私が大好きだったTMNのウツに似ていた事からドハマりしていたんですよね~(笑)
懐かし過ぎ
そんな山田圭子さんの最新刊【奪われよ、かの野獣に】ですが、Renta!でサンプル読みして続きが気になったので購入したパターンです。
…というか山田さん、いつの間にかハーレクインものを描くようになったんだというプチ衝撃がありました。
(;^ω^)
この作品は山田さんのオリジナルとの事ですが、いい意味でちゃんとしたハーレクインものだなという印象でした。
国の政権争いに巻き込まれ、悲壮な境遇に陥ったお姫様を救い出すヒーロー。
其のヒーローは義賊ではあったけれど何処か訳ありの風体で、最後其の正体に驚き、そして私好みのハッピーエンドを迎える。
私にとってはそんな王道の作品でありました。
よく見かける、ありきたりなお話ではありましたが、やっぱり先が読みたい
ドキドキワクワクさせられるストーリー展開に萌えてしまうのです
本当好き、こういう王道(笑)
そして何よりも、山田さんの絵柄が好きというのもあります。
今回のヒーローキャラであるシャンスが滅茶苦茶カッコいい
大好きな黒髪にワイルドな身体つき
兎に角色っぽい男性が好きです、私
(笑)
そしてヒロインであるシエル姫が可愛い~
不遇のお姫様なのに気高くて健気で国を守るために自身の純潔さえ投げうってしまう度胸。
シャンスにどれだけ穢されても(ちょっとこの表現は当てはまらないかも知れませんが)姫たる威厳を損なわない気丈さがありました。
だからクライマックスに向かう中でこのふたりが心を通わせていく過程にはハラハラドキドキしました。
えろシーンは割と淡泊でした。
一応子作りのためのえっちは沢山しているようですが、其れに関しての描写がとても少ないです。
甘さも微糖…で、其処はちょっと物足りなさを感じました。
でも、ストーリーが単純明快で解り易いので面白かったです。
いやぁ~いいものを観させてもらいました
出来ればシャンスの右腕、オーノの出番がもう少し観たかったなぁという寂しさはありました。
オーノもいい男なのです(出番、少ないけれど)
(;^ω^)
読む機会があれば是非お手に取ってみてください
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